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第四級アマチュア無線技士試験に合格しました

総務省が管轄する国家資格、第四級アマチュア無線技士の試験に合格してきました。そもそもアマチュア無線とは何なのか、という話だと思います。

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そもアマチュア無線とは

電波には周波数と呼ばれるものがあり、周波数帯別の用途を日本では総務省が定めています。「ソフトバンクが 900MHz 帯を割り当てられた」みたいな文脈に聞き覚えのある方もいると思います。

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上記画像は 総務省 電波利用ホームページ | 周波数帯ごとの主な用途と電波の特徴 からの転載です。各周波数帯では、それぞれより細かい周波数の「住み分け」が無線局運用規則等で定められています。詳しくは調べてくれ。

画像の中、中波 (MF) から極超短波 (UHF) にかけて「アマチュア無線」という表記が確認できます。具体的には 135kHz 帯から 10.4GHz 帯にかけてアマチュア無線用の電波帯が割り当てられており、それぞれの電波帯の中でも細かく利用用途が定められています。以下は最もユーザーが多いとされる 144MHz 帯 (144.00MHz - 146.00MHz) の例。もっと細かい表は アマチュアバンドプラン で確認できます。

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アマチュア無線技士は、この範囲内で CW (モールス信号による通信) や電話通信等を他のアマチュア無線愛好家との間で楽しむことが出来ます。諸々の条件が良ければ地球の裏側と交信できることも。ロマンですね。

四級の資格で何ができるか

四級の資格を持つと、以下の周波数帯・送信電力の組合せで、モールス信号を用いない通信が出来るようになります。モールス信号を使うには三級が必要。

周波数帯 送信電力
〜8MHz 10W 以下
21〜30MHz 10W 以下
30MHz〜 20W 以下

よく使われている 144MHz 帯や 430MHz 帯は 30MHz 以上の周波数を使うので、四級で 20W までの無線局が運用出来るようになります。具体的には以下のような無線機が使えるようになります。テンションが上りますよね? では勉強をしましょう。

ALINCO アマチュア無線機 144MHz モービルタイプ 20W DR-120DX

ALINCO アマチュア無線機 144MHz モービルタイプ 20W DR-120DX

どう勉強したか

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実は小学校四年生くらいの頃に興味を持って勉強していた貯金があったので(最年少合格者は3歳らしく、決して難易度は高くありません)、一夜漬けでなんとかなりました。

科目 出題数 合格基準
法規 12問 8問以上正答
無線工学 12問 8問以上正答

僕が使ったのは「初めての3級・4級アマチュア無線技士試験テキスト」ですが、小学生の頃読んでたのは「完マル」だった気がします。出題パターンが一定で、ほぼ過去問からしか出題されません。高校〜大学で電子工学とか齧っていた人ならもちろん、そうでなくてもパターンを全て頭に叩き込んでしまえば楽勝かと。

初めての3級・4級アマチュア無線技士試験 テキスト

初めての3級・4級アマチュア無線技士試験 テキスト

初級アマチュア無線予想問題集2017年版: 完全丸暗記

初級アマチュア無線予想問題集2017年版: 完全丸暗記

「並列共振回路では、流れる交流電流の周波数 f が共振周波数 1 / 2π√RC の時にインピーダンスが最大となる」「SSB 受信機では受信波の周波数と局部発振器の周波数を混合して搬送波を得る」「夏の昼間、電離層にスポラジック E 層が出現すると VHF 帯の電波が反射されることがある」といったフレーズを聞くだけでテンションが上りませんか? わかりますね? 勉強しましょう。

どう受験したか

四級の資格を得るには、以下の方法があります。

  • 日本無線協会が開催する国家試験に合格する。試験には以下の種類がある
    • 事前受付試験: 全国に 20 程度ある受験地で受験。東京では隔月, 札幌では毎月など、受験地によって開催頻度が異なる
    • 当日受付試験: 東京でのみ、毎月第三日曜日に開催。僕が受けたのはこれです
  • JARD 等が主催する講習会を受講して、修了試験に合格する

僕はそもそも試験の申込に失敗したり、申込んでも受験料の支払いに失敗したり、受験当日の起床に失敗したりと、事前申込系の試験に滅法弱いので、迷わず当日受付試験を選びました。住んでて良かった東京。当日にゅるっと試験会場に行ってお金を払えば試験を受けられるのは鬼便利。場所は晴海の日本無線協会。微妙に勝どき駅から遠いですがまあがんばりましょう。

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一夜漬けなので、レッドブルを飲んで問題を倒すということになります、頑張ってください。どんなに慎重に解いても 15 分で終わります。あと 15 分寝れば途中退出できるので、します。

途中退出したら大事なのが、速やかに免許申請書を購入し記載しておくこと。本来の順番は

  1. 受験
  2. 合格発表(当日試験では試験終了の 1 時間後に発表される)
  3. 免許申請書購入
  4. 記載
  5. 免許申請

なのですが、5. の窓口には人が 2 人しかいません。受験者数は 100 人くらいいて、合格率が 70% とかなんでまあ混みます。そこで 3. 4. を先に済ませておいて、合格発表を見たら即申請をしてしまおうという訳です。

ところで、この時申請する免許は「無線従事者免許」で、実際に無線局を開局するにはこれとは別に「無線局免許」が必要です。それぞれ従免とか局免とか呼ばれたりする。局免の申請には従免の番号が必要で…みたいな感じでだるいです。コールサインは局免許に書いてあるので、それを楽しみにするという感じです。

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あったので、即申請して帰ります。

時間 出来事
10:02 無線協会着, 受験申込
10:15 申込締切, 会場着席
10:30 試験開始
10:45 就寝
11:00 起床, 途中退出(受験者の 9 割がここで出ます)
12:00 無線従事者免許申請書記入完了, 就寝
12:15 起床, 合格発表確認, 従免申請
12:20 無線協会脱

という感じでした。スムーズ。従事者免許届いたら即座に局免許申請して、開局したいと思います。皆さんも開局するといいと思います。先着一名様には僕が使ってた問題集差し上げます。144MHz 帯で僕と握手!